どうして毛穴って汚れるの?

毎日洗顔しているのにどうして毛穴って汚れるの?
理由その【1】皮脂の多さ
皮脂が多い人は、角栓の原因となる余分な皮脂が多いので、毛穴は詰まりやすくなります。
理由その【2】乾燥
乾燥(うるおい不足)は角栓が詰まる大きな原因です。
乾燥しているとカサカサになって硬くなります。硬くなると、毛穴の伸縮も悪くなって、毛穴は詰まりやすくなるのです。その一方、乾燥は皮脂が多く出る原因にもなってしまいます。守ろうとして必死に皮脂を分泌し、コーティングして、これ以上の水分蒸発を防ごうとします。摩擦が多いところは、皮膚が硬く・乾燥しやすい、角栓が集中するのです。
理由その【3】古い角質やファンデーションなどの汚れ
どんなにキレイにクレンジングしても、お化粧品の固形物は残り毛穴をふさいでしまいます。
そして、年齢とともに、古い角質は自然に落ちにくくなり、蓄積します。
皮脂と角質やホコリ・化粧品が混ざり合ってどんどん詰まってしまうのです。
毛穴のヨゴレは角栓に変化。放置したらどうなるの?
トラブル1:アクネ菌による炎症→ 化膿→ クレーターに
アクネ菌などが角栓をエサに大繁殖することがあります。
菌から体を守ろうと毛穴はたちまち赤くなり、膨れ上がっていきます。
↓
炎症はその周囲の組織まで巻き込んで悪化し、化膿してしまうことがあるのです。
↓
炎症が真皮にまで広がると、治った後も修復できない部分が残り、凹凸の「クレーター(陥没)」になってしまいます。
トラブル2:角栓が酸化して黒ずみ・ブツブツいちごのように
毛穴に詰まった角栓の先端が空気に触れて酸化し、黒く変色します。
特に皮脂が多く分泌されるTゾーンにできやすく、「イチゴのつぶつぶ」のように黒ずみが目立ってしまうことも。
トラブル3:消えない毛穴の黒ずみに
角栓を取り除いたはずなのに、毛穴が黒いままなんてことはありませんか?
角栓は、過酸化脂質へと変化して刺激を与え、やがて活性酸素が発生します。
毛穴でも活性酸素によってメラニン色素の生成が促されてしまいます。
これが繰り返し起こると、メラニン色素はすっかり沈着。黒ずんで見えます。
毛穴のヨゴレや角栓をなくすにはどうしたらいいの?
ピンセットや指で無理やり押し出し、毛穴パックでごっそり取り除くという人は要注意!
「取れた!」とスッキリするかもしれませんが、その満足感はあくまで一時的なもの。
刺激や摩擦によってトラブルや、色素沈着を招いてしまうこともあるのです。
また、押すことで皮脂腺が刺激され、さらに皮脂が分泌され皮脂詰まりを招いてしまう場合もあります。
まず・・・できることってないの?
角栓クリアその1:クレンジング・洗顔の見直し
角栓が詰まりやすい人には、オイルやゲルのクレンジングがおすすめです。
多すぎても少なすぎても負担がかかるので、必ず適量と使用方法を守って使ってください。
また洗顔はぬるま湯を使い、絶対にゴシゴシこすらないこと! やさしく、たっぷりの泡で毛穴の汚れを浮き上がらせましょう。特におすすめは、毛穴のつまり、古い角質を取り除く効果が高いといわれるガスールなど、「クレイ(粉末粘土)」入りの洗顔料です。
角栓クリアその2:蒸しタオル&ピーリング
お風呂に入っても多少毛穴は開きますが、もっと効果的なのは、蒸しタオル(ホットタオル)を使った後のクレンジングです。電子レンジでチンすれば簡単に蒸しタオルが完成!
さらに、刺激の少ないタイプのピーリングもおすすめです。年齢を重ねるごとにたまりやすくなる古い角質を取ることで、角栓の予防もできます。